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シンポジウム「ホウ素中性子捕捉療法の獣医学分野への適応拡大に向けて -取り組むべき課題と異分野融合研究の可能性-」開催のお知らせ

  • 2020.12.27
  • 研究会・シンポジウム学会情報

京都大学 複合原子力科学研究所は、 放射線治療の1つである、 ホウ素中性子捕捉療法( Boron Neutron Capture Therapy, 以下 BNCT)研究を実施しており、 近年は、病院併設可能な加速器中性子源を用いた照射システムの開発に成功、複数の医療機関が導入、 治験を実施、 2020 年3 月頭頸部がんを対象とした医療機器・医薬品の製造販売承認を獲得しました。今後より多くの疾患に適応されることが期待されています。
現時点において、BNCT で使用する中性子線は体深部に十分量が到達しない点から、適応は体表から浅い位置の悪性腫瘍に限られる一方、伴侶動物の大きさは、どの部位の悪性腫瘍へも十分な中性子量の投与が可能となり、原則、1 日1 回の照射で治療終了、伴侶動物の悪性腫瘍で多いとされる肉腫に対し治療効果が期待できます。
本シンポジウムでは、伴侶動物に対するBNCT の適応について、 諸課題と併せヒトの放射線腫瘍学と獣医学分野における双方向性の学術的な異分野融合研究の可能性を議論します。

プログラム

9:50-10:00   開会挨拶
10:00-10:10   ホウ素中性子捕捉療法について // 鈴木実( 京都大学 複合原子力科学研究所 教授)
10:10-10:35   サイクロトロン加速器を用いた中性子源の現状について // 田中浩基( 京都大学 複合原子力科学研究所 准教授)
10:35-11:00   BNCT における 18F-FBPA PET の重要性 // 礒橋佳也子( 大阪医科大学 関西 BNCT 共同医療センター 講師)
11:00-11:25   明細胞肉腫に対するBNCT 適応に向けてのトランスレーショナル・リサー チ// 藤本卓也(兵庫県立がんセンター 整形外科 部長)
11:25-13:00   昼食休憩
13:00-13:50   Translational and clinical-veterinary studies of Boron Neutron Capture Therapy for Head and Neck cancer // Dr. Mandy Schwint( National Atomic Energy Commission, Arg)
13:50-14:15   山口大学動物医療センターにおける放射線治療 // 中市統三(山口大学 共同獣医学部 教授)
14:15-14:40   小動物におけるPET 診療の現状// 夏堀雅宏(北里大学 獣医学部 教授)
14:40-14:50   休憩
14:50-15:15   人と動物のがん克服を目指す比較腫瘍学の過去、現在、未来// 丸尾幸嗣(丸尾幸嗣 動物がん研究室 代表)
15:15-15:40   岐阜大学における医学と獣医学の橋渡し研究// 松尾政之(岐阜大学大学院 医学系研究科 教授)
15:40-16:05   北海道大学における先端獣医療の現状と医獣連携への取組み // 滝口満喜(北海道大学大学院 獣医学研究院 教授)
16:05-16:55 討論 及び 総括
16:55-17:00 閉会挨拶

発表オンデマンド閲覧期間 :2021 年 2月 15 日( 月)10:00 から 2021年 4月 4日( 日) 17:00 まで
シンポジウム(ZOOM) :2021年 3月 4日(木) 9:50 – 17:00(会場9:40 から)

シンポジウム参加申込みページからお申し込みください

ポスター発表の参加も お待ちしています(2021 年1 月20 日締切)

ポスター応募フォーマットはこちら

ポスタ―発表の方は3分以内での動画投稿をお願いします。

動画の保存は(720P)又は(1280×720)へ設定 Set up 720P or 1280×720.
動画方法はこちらから  MAC Windows  既にご自身で作成方法のある方はこれに限りません。

 

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